ありそうで無かったレントゲン

先日のニュースで、欧州原子核研究機構で開発されたチップを使用して

カラーのレントゲンが可能になると配信された。

3Dパノラマのレントゲンまで普及しているのに

カラーがなかったのが不思議。

カラーのレントゲンが普及すればより正確な治療を受けられるし、

医師の説明も理解しやすくなるでしょう。

私事ですが、10年前に胃カメラ検査で体内の画像を始めて見ました。

鼻からカメラを入れたので、医師と話ながら(説明を受けながら)

検査を受けることが出来ました。

逆流性食道炎の検査で食道と胃の中をカメラで覗いたのですが、

赤くはれている炎症部分の説明や変色している部分の説明を受けていると

ほんのわずかに白く変色している箇所がありました。

炎症による変色だと思われるが、念のために組織検査をしましょうとのことで、

細胞をわずかに切り取って(痛みもない程度)組織検査へ!

逆流性食道炎も心配するほど悪化していないとの説明を受け、

詳しい検査結果は後日担当医から報告を受けるようにとの指示にて帰宅。

 白い影のような箇所が気になったが、小さな点だったし心配もないだろうと

思っておりました。

後日、担当医から電話。

どうしたのかと思いならが電話に出ると。

「先日の細胞結果、残念ながら悪性でした」

何だかピント来なかったけど、

ガンですか?と聞くとそうですとの回答、

何が何やらわけわからない状態でしたが、

とりあえず診察の予約をして受話器を置きました。

結局、その後「三木療法」と「切除」の混合治療にて

胃がんを克服して10年経過しましたが、

小さな白い部分を見落としていたら取り返しのないことになっていたし、

リュウム検査ではわからなかったと思われます。

レントゲンがカラーになれば、わずかな変色や異変を察知できるようになり

早期発見が可能になる病気も増えるのではと期待しております。

胃カメラは年々進化しているので、10年前も鼻から入れられるほど

小さくなっておりました。

今では痛みもまったくない小さなカメラになっていると思いますし、

体内を見たくない人や痛みが気になる方は、

部分麻酔をする方法もあります。

何十年も使い続けている臓器、

時には検査を兼ねて覗いてみませんか。

奇麗なピンク色の臓器を大切に使う気持ちになるかと思います。